今年はしっかりとした梅雨があり、その後は大変な猛暑 、そして気温がガクンと下がり一気に寒さ感じる季節となりましたね。
そこに新型コロナ…多くの方に様々な影響が及んでいることと思います。
そんなコロナ禍ではありますが、10月3日土曜日に東京都主催の『ひきこもりに関する合同相談会』に一般社団法SCSカウンセリング研究所の対応スタッフとして参加させて頂きました。
この合同相談会は東京都若者社会参加応援事業登録団体(東京都によるひきこもり対策への支援が登録された団体)のみがブース参加が許されております。
今年はフェイスガードにマスク着用という異例づくしでの対応となりました。
東京都若者社会参加応援事業登録団体は21あるのですが、そのブースを見て回って下さる来場者の方々のニーズもまたそれぞれです。
私どもは『親が取り組む』というアプローチをブースをみて下さる方にご説明しておりますが、多くの方々は「ひきこもる本人(子)をなんとかし欲しい」と言って通り過ぎる事も少なくありません。
そんな中、ある来場者の親御さんが詳しく聞きたいとお申し出下さいました。
個別の相談お部屋でお話を伺うと開口一番、「本当はSCSさんが1番嫌だと思ったんです』とおっしゃいました。そして…
『“親が”って、1番避けたい。誰かがなんとかしてくれればって。でも、この避けたい気持ちを無視したらイケナイ気がしたんです』と。
私はこの素直なお気持ちを聞き、澄んだ瞳を見た時、この親御さんがわが子の回復に取り組んで下さればきっと、お子さんのひきこもりは回復されるだろうなと思いました。
心理学の世界にはこんな言葉があります。
『あなたの認めたくないものは何ですか?。あなたがそれを受け入れた時、すべての問題は解決に向かっていきます』
先ほどの親御さんは『嫌だな、避けたいな』と言う気持ちの自分に気がつき、かつ、それを受け入れて行動に移された。
多くの人が出来ない、見ようとしない自分に、数分で決断された。その御心のお力と人間としての“素直さ”に私の方が学ばせて頂いた次第です。
50分間という制限ある時間内での出会いとはなりましたが、またのご縁があればと思わせて頂きました。
私ももっと素直に生きて行きたいと思います。
本日もブログをお読み下さりありがとうございました。
(ご報告)
新しい家族支援のかたち
「親から始まるひきこもり回復」
- と き 11月1日(日)午後1:30~4:30
- ところ 高知市・東部健康福祉センター3階
(高知市葛島4-3-3 TEL088-882-9380) - お問合せ先 携帯090-3184-8109まで
全国ひきこもりKHJ親の会高知県支部やいろ鳥の会
高知県にて上記日程で講演させていただく事になりました。ご都合宜しければご参加下さいませ。
よろしくお願い申し上げます。
桝田智彦
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