3月をもって品川区公立中学校のスクールカウンセラーの職務が終了しました。
理由は東京都任用スクールカウンセラーは上限6年で必ず異動となるためです。あっという間の6年間で、正直「もう異動なのか」と感じる次第です。
途中、個人的には健康問題が勃発しましたが、ほとんど学校や親御さんにご迷惑をかけることなく終えられたことに安堵しております。
コロナという過去例を見ない状況下でも多くの先生方にご協力、ご連携いただき、自分の仕事がとてもスムーズに取り行えました。
スクールカンセラーは学校の黒子なため最終日に公にご挨拶する機会は頂けなかったのですが、覚えていてくださった担任の先生方が沢山ご挨拶に来てくださったり、お手紙を頂戴したり、皆さんの真心に心より感謝です。
とくに、不登校案件で連絡させていただいた先生方から頂戴したメッセージには心から励まされました。
また、親御さんたちからは相談室にお電話いただいたり、面接が満杯であることを知っていた親御さんがこっそり職員室にお花を届けてくださったりとサプライズを頂戴しました。
特段、不登校案件につきましては「桝田さんが、本校のスクールカンセラーで本当にツイてたと思います」と多くの親御さんに感謝のお言葉をいただきました。
本当にありがとうございました。桝田は幸せ者です。
本職であるSCS研究所:ひきこもり支援の方がかなりタイトになってきているため、いつまでスクールカウンセラーを続けられるかわかりませんが不登校支援に役立てると思うため出来る限り続けていきたいと思う次第です。
不登校を含め、中学校という思春期に生じる様々な問題は「必要があって生じている」のです。つい、親としては子どものトラブルを厄介ごとと考えがちですが、親が理解を深めながら本気で取り組むことで家族単位での精神的成長が促されるものです。
よって、思春期に生じる様々な問題はわが子だけでなく「親御さん自身の生きやすさ」に繋がっていくものです。
親御さん、生徒さんは何かしらの問題をとおして私と繋がるのですが、皆さん精神的に一回り大きくなって卒業されていきました。
今回は私が先に品川区を卒業させて頂きましたが、次に赴任する学校でも同様にお役に立てたらと思います。
本日もブログをお読みくださりありがとうございました。
ますだともひこ
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