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キックボクシング・デビュー戦の結果。

 

一つ前のブログでご報告させていただきましたように、2月12日(日)にアマチュア・キックボクシングの試合に初参加させていただきました。

格闘技経験ゼロからスタートしたのが46歳ですので足掛け2年でデビューです。

大会名は「Amater RISE NOVA(アマチュア・ライズ・ノヴァ)」といいまして、那須川天心選手で一躍有名になった『RISE』が主催するモノ。

私がエントリーしたのはアマチュアマスターズCクラス:2分1ラウンドという形式でした。

 

試合参加が決まると出場階級への「減量」や「追い込み練習(週3〜4回のジム通い)」など試みることが多く、その中でも大変だったのが減量でして。

20代前半は過激なダイエットもありで54kg(173cm)、30代〜46代で60〜64kg、キックボクシングを始めてから筋肉がついたせいかここ1年は68kgで定着しておりまして。たかが3kgの減量とたかを括ってましたがこれが非常に大変でした。

10日前から食事制限、体脂肪率はミルミル減って行くのですが体重はなかなか動かず、2日前から水分摂取を800mlに抑えて当日にやっと64.6kg。

人間から水分と塩分(塩分を摂ると身体が水分を蓄えようとして結果体重が重くなる)を制限するとピリつく元気すら無くなることを初体感しました。

 

当日は、軽量(54.4kg)を無事にパスした時にはコレで一仕事終えたかのような気になりました(笑)。

昼12時から一般選手入場、12時半から試合スタートという結構なスピード展開でして。私の試合は6試合目だったの12時45分。あれよあれよと気がつけばリングに立っているという感じでした。

 

試合序盤、相手の松戸選手がサウスポー(左構え)なことに面くらいまして。ポイントを先取したものの、カウンターパンチでダウンしてしまい、すぐに立ったのですが試合終了(KO判断)させられてしまいました。

平素でしたらこれで終わりなのですが、せっかくチャンスを頂けるならばと出場用紙の2試合可能の欄に丸をしたら…デビュー戦にしてまさかの2試合組んでいただきまして、34試合目にも出場でした。

 

2戦目のお相手の戸田選手がオーソドックス(右利き構え)なことは知っていたのですが、結果的にはポイントで5対1で負けてしまいました。

1日で2回負ける、2年取り組んできたことが身を結ばなかった悔しさ。コレらは私の中でとても大きく、悔しいものが残りました。

ですが、悲しくはないです。

自分の中で「アレが足りてないんじゃないか?コレが至っていないんじゃないか?」と懸念していたことが実際に的中しまして。

それらを思い知らせてくれるレベルで両者とも私よりも実力があり、ただ単純に私が彼らより弱かっただけだと思います。

 

(↑息子でもおかしくない若者たちは勝利!)

 

そして、2試合(しかもオーソドックス、サウスポー)を経験させていただいたので「言い逃れが出来ない敗戦」となり、逆にスッキリしました。

試合を体験してみて、ジムの会長さんやトレーナーの皆さんが指導して下さったことは『こういう事に必要だったのか!』と腹落ちした次第です。

そして、今回の負けから、『四十路の内に絶対一勝する』という新たな目標が出来たのも良かったかなと。

こういうと、偉く前向きな人間と思うかもしれませんが、私的にはちょっと違うのです。

私は決して前向きだったり、ポジティブな性格ではなく人生を来ました(結構、考え込むタイプでした)。

 

 

しかし、48歳まで年を重ねて来て、母親、家族、親友、同僚、支えてくれる皆さまのお陰で感謝でき、前向きに考える人格にまで育てていただいたからこそかなと。

あとは運動療法によるセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン、エンドルフィン等、脳内伝達物質の自家発電・安定供給の賜物かと(このことについてはまたいつかブログに書こうと思います)。

逆にいうと、数年前までは自分のことばかり精一杯で感謝する余裕など持てず『嘘でも謙虚』くらいの気持ちでいました(笑)。(心理学的に言うと、人間は余裕があると感謝できるのです。)

試合後の夜にジムの会長さんが下さったLINEの内容に久々に涙しまして。こんな熱い涙が48歳でも溢れるものか?と、自分でも驚きました。

 

 

ともすれば結果ばかりに目が行きがちな世の中ですが、心から応援しプロセスを見て大切にして下さいました。

次は6月に試合エントリーをする予定です。

次は「今回負けた自分に勝つことを目標に」頑張ります。

相手にも自分にも負けた時が負けであり、どちらかが残っていれば真の意味で敗北ではないのです。

 

 

そして、何歳からでも挑戦は可能である事、「Never too late(遅すぎることはない)」を、わが息子、そしてみなさんにも知って頂けたらと思います。

3月で49歳。

四十路内に一勝してみせます!

 

臨床心理士
桝田智彦

 

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