カウンセリング

親育ち・親子本能療法カウンセリングの特徴

これまでの子育てを否定しません。
「心を見て、心を支え、心育んでいく」ことをテーマに
大切なのはわが子のために具体的に何をしていくかです。
回復までの見立てをお伝えし、必要に応じて福祉・医療との連携も行います。
そして、難局には必要な心理学的アドバイスを行い、
一緒に回復へ向かい寄り添い歩みます。

①親の子育てを否定しない

よく感じることが「親御さんも傷ついている」ということです。私どもの所へたどり着かれるまで方々相談し「親の育て方を強く否定された」「ダメ出しをされて泣きながら帰った」というお話をよく伺います。それで怖くなってしまい次の行動が起こせなかったと。残念なことに、わが子を“ひきこもらせたい”親御さんなどいないと言う視点に立てない支援者が(ひきこもり界隈に)多い様に思います。親御さんもその親からの子育てを継承しているだけであり、そのボタンの掛け違いでひきこもる要因が生じているのかもしれないのですから。

②具体的に何をしていくとよいか

そんな掛け違いの養育の中で“わが子にとって満たされていない部分”“少なからず変えた方が良い点”が生じているならば、この点は親が取り組むことで解消していきます。そのために必要なコミュニケーション方法、親子(家)の雰囲気作りに必要となる要素、多くの回復の事例からの知見などをお伝えさせて頂きます。

③回復までの見立て

ひきこもる子の心理状態、退行の程度、日常の様子から、回復までの見立てをお伝えします。そして、発達障害(自閉症スペクトラム障害、注意欠陥多動性障害、精神遅滞)や心の病気の可能性もまた見立てます。これはお医者さんの診断以外では心理系大学・大学院で単位(精神医学診断・精神医学特論)を修得している臨床心理士しか見立ての質を担保出来ません(医療・公立学校に勤務できるのは臨床心理士のみ)。

④医療・福祉との連携

親の取り組みだけで多くの場合は回復していきます。一方で、ひきこもりの長期高齢化やその傷つきが深い場合、強迫神経症〜精神病圏の問題が生じている場合は医療と連携します。また、難局化(固着化)・高齢化している場合などは必要な福祉資源をご紹介し、これら社会資源と連携しながら回復の道を一緒に歩みます。

⑤困難も共に取り組み、共に歩みます

医療や他支援者からのアドバイス(兵糧攻めや泣き脅し)をそのまま実施したら余計に親子関係がこじれた挙句に放り出されたという話をよく耳にします。それらのアドバイスの大概は心理学的ではなく、親子関係がこじれる要因なのです。我々は親御さんが真摯にわが子の問題に取り組まれる間は見捨てたり、放り出したり致しません。困難や難局も共に取り組み、共に歩みます。

大切なのは「心を見て、心を支え、心を育む」こと

就労・就学支援で回復していく人たちもいますが、そうでない方達の方が多いことがデータからも明らかになっております。これは、ひきこもり状態に至るまでの経過を適切に検討しないことには、回復は難しいことを示唆しているように思います。ここに必要になってくるのが心理学の力であり、親がわが子の「心を見て、心を支え、心を育む」ことがテーマになってくるのです。親育ち・親子本能療法は親子の両者にこのテーマを持ってカウンセリングに従事しております。

 

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