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100名以上にご参加頂きました出版記念特別講演会。ありがとうございました。

令和元年6月9日(日)に、わたくし桝田智彦の出版記念特別講演会を開催させて頂きました。

主催は私が副代表を務める一般社団法人SCSカウンセリング研究所で執り行わせて頂きました。

ご参加下さった皆様に心より感謝申し上げます。

 

 

前日23時半まで総務の佐川くんと一緒にレジュメの印刷とホチキス留めなど、マンパワーギリギリでしたが無事に当日を迎える事が出来ました。

 

垂れ幕も急遽2日前に池田先生のご友人である書道家京林様に書いて頂きました。素晴らしい作品に仕上げて下さりありがとうございます。

前もってお申込みいただいていたのが68名程でしたので、「配布パワーポイント資料も100部ご用意すれば安心だね」とスタッフと話しておりましたが…

 

なんと蓋を開けてみれば満員102名の方にご参加頂け、すぐにスタッフが追加で20部印刷をかけに行く事態に。

 

それでもなんとか定時に開催させて頂きました。

 

 

当SCSカウンセリング研究所の池田佳世会長からSCSの「子の問題に親が主体的に取り組み、回復結果を出す」ことは世界でも最先端の療法であること。

そして次のバトンの受け手としての私へのメッセージを頂きました。気が引き締まるご挨拶を頂き、私を導いて下さった会長への感謝の思いでいっぱいです。

 

 

続きまして、私の大学院の恩師(ゼミの先生)である沢崎目白大学院学長よりご祝辞を賜りました。

ゼミ時代の私の研究(ひきこもりにおける不合理な信念とひきこもりビリーフの検討)にも触れて下さり、また本の内容も含め、本当に有難いお言葉を賜りました。 

 

 

沢崎先生のゼミでは、先生のアサーティブ(自分も相手も大切にするコミュニケーション)な日々を体現されているその姿勢に、我々ゼミ生はどんなに多くのことを学ばせて頂けたか。

そして、ゼミ生の研究を応援し、未来に繋がる様にご支援下さったお陰で今の私があると思っております。

本当に、一ゼミ生の私のために足を運ぶだけでなく、ご祝辞を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。

 

 

続いてハート出版の日髙社長にご祝辞を頂き、ひきこもりを取り巻く状況が穏やかでない中、私の本を大切に届けて行きたいとのお言葉に、ただただ有難いと思う次第です。

私のプレゼンに耳を傾け、出版をご決断下さったお陰での出版記念講演会ですので、重ねて感謝申し上げます。

 

 

また、参議院議員の山本博司先生、KHJ全国ひきこもり家族会連合会代表伊藤正俊様から祝電を、KHJ全国ひきこもり家族会連合会理事であり広報担当の池上正樹さまよりお祝いのメッセージを賜りました。心より感謝申し上げます。

 

講演会冒頭で「リハーサルではしっかり投射されていたパワーポイント」がなぜか欠けて映るトラブルに15分ほど手間取りお待たせしてしまいました。ご参加くださった皆様、申し訳ございませんでした。

 

その間は桝田宏子代表が「親育ち・親子本能療法の本質」を交えて伝えて繋げてくれました。

 

本編では本の内容を中心に、本に収録出来なかった事例を挟みながらお話させて頂きました。

また、心理学から離れた「親子の摂理」や「親の価値観を親自身がコントロールする方法など」など、お時間の都合上駆け足とはなりましたがお話しさせて頂きました。

 

 

前半トラブルでタイムスケジュールが押してしまいましたが、最後に2件の質疑応答に答えさせて頂きました。最初に手をあげて質問するには勇気がいることですので、一番最初にご質問くださり感謝申し上げます。

その場での対応でしたので記憶が完璧ではございません。付け足しもあるかもしれませんがご了承ください。(今回は1つだけ掲載させて頂きます。もう一つは後日、文章を割いてご報告させていただきます。)

 

Q:
『兄弟の中で1人だけ、幼い頃から仮装した人(キャラクター)を怖がったり敏感な面がありました。やはり、なんらかの繊細性や敏感性があるのでしょうか?』

A:
発達障害の有無を問わずハイリーセンシティブパーソン(HSP)、ハイリーセンシティブチャイルド(HSC)と言う『特別に敏感な子』たちが存在することは伝えられております。そんな敏感な心を親がどう守り、どう『力』として伝えていくか。「気がついてしまう力」を「それは、あなたの「気が付ける・心を配れる秀でた力」だと根気を持って認め褒め伝えていってあげて下さい。(必ず、お母様のメッセージは伝わっていきます)とお伝えさせて頂きました。

 

 

講演本編最後、中島みゆきさんの「糸」という歌を例に例えてお伝えさせて頂いたのは、親と子の「縦糸(信頼・希望・意思・目的・有能性・アイデンティティ)」が通っていないと、「横糸(他者・遊び・学び・感謝・愛)」が織り成していかないということです。

 

また、親子の信頼一本だけでも通っていれば、そのひきこもりの青年は他害行為を行いません。

なぜなら、信頼には親の倫理観(他者の権利を剥奪したり、傷つけたり、命を奪ったりしてはならない)を尊ぶからです。

 

 

今回の出版記念特別講演会。

 

30歳で親友の不幸な死を期にひきこもりを経験した私が、当時全く予想しなかった本日までこれたのは、絶望から救い上げてくれた母親・理解してくれた妹、支援に参加するチャンスを下さった池田会長、私を臨床心理士に育ててくれた沢崎目白大学学長、大学大学院の先生方、出版のチャンスを下さった日髙社長、そしてSCS会員の皆様と事例提供下さった青年とご家族、当日足を運び耳を私の話に耳を傾けてくださった皆様、そして少数精鋭で頑張ってくれたSCSスタッフのおかげだと思っております。

 

この出会いの全てに感謝申し上げます。

 

私どもはこれからも「幸せを感じられる青年を一人でも増やしていくため」「青年のアイデンティティの獲得と自己実現」のために日々を研鑽しながら支援に努めさせて頂きます。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

追伸

足を運んでくれた大学院で共に学んだ学友、サプライズでご参加下さったスクールカウンセラーでお世話になっているお母様達にも感謝申し上げます。ありがとうございます。

 

ますだ ともひこ

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