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7040問題から結果を出したお父さん。

「7040問題」から結果を出したお父さんがいらしゃいます。

私が副代表を務めるSCSカウンセリング研究所(←リンク有り)では月に1度「オヤジの会」という父親向け講座を開催しております。

 

母親講座が月に2回なので“SCSカウンセリング研究所(以下、SCS)は月に3回講座を実施”しておりまして。ここまで「親の講座」に力を入れている支援団体って他に無いのではないか?と思っています。

 

 

SCSの前身団体時代である31年前はひきこもりの青年・青少年に直接アプローチするいわゆる普通の支援をしておりましたが、21年前にSCSを立ち上げてからは一貫して「親御さんに取り組んで頂く」方針で本日まで来ております。

 

臨床心理士になろうとしていた34歳の頃の私は、SCSの「親御さんに取り組んで頂くシステム」が“心理学的にどういう意味を持ち得るのか?”“親子の間に何が生じて回復していくのか?”を問い続けました。

 

ひきこもりの問題を心の病気、パーソナリティ障害、自我強度、あらゆる心理療法の有用性と考察など、論文・書籍を手当たり次第・あらゆる面から検討したため長時間を要しました。

 

 

 

結果的には、最初からピンと来ていたエリク・エリクソンの「心理社会的発達理論(アイデンティティ理論)」に習得した知見を集約し考え、結晶化してみるまで6年(説明できるまで11年)要しました。

 

この歳月をかけて、SCSの親育ち・親子本能療法は「退行を親との関係性の中で“発達課題のやりなおしとして”考え・取り組み経過していく」とシッカリしたアイデンティティの獲得の道に入るという確信を経ました。

 

今では全てのケースに当てはめることが可能であり、例外は一つもありません。発達障害の有無やお子さんの年齢に関わらずです。

 

この日は卒業された80代のお父さんが「息子さんの回復とその後の経過報告」に自ら面接を申し込まれ、おやじの会(勉強会)に参加して下さいました。

 

復活に取り組み始めた頃、息子さんは40代(お父様は70代)でした。

 

 

取り組み当初、桝田代表に「暴れるのは良いことですよ」と言われても、とてもとても思えず「我が子に感謝なんてできるハズがない。そんな日など来ない」と思っていたことを正直に話されました。

 

しかし、我が子の回復に手応えを感じるとともに、「我が子・家族以外の人にも感謝できる人間でないと」と思い始め、70を超えたお父さんはそこから「他人にもお礼や感謝をしていかないと!」と今までやってこなかった他者に対しての“頭を下げる”お礼・挨拶を開始したそうです。

~中略(当日参加された親御さんだけのモノとさせて下さい)~

 

消費・モノ破壊・暴力・遠征など壮絶なことがありましたが、お父様の約10年の取り組みで“履歴書に空白のある50歳の息子さん”が自分の意思と行動で就労にたどり着いたお話を参加者の親御さん、私どもスタッフに対して丁寧にお話しくださいました。

 

 

報告の最後に、息子のことがなければ「今の、感謝の人生はないです」と、穏やかな笑顔で放たれた言葉が印象的でした。

 

 

このようなお話が聞けることを幸せに思うとともに、このような親御さんがたくさんいる場所は日本広しといえどSCSだけだと私は思います。

 

どんな心理療法より、薬より「親の力」の方が勝ります。

 

7040問題も8050問題もまず必要なのは「親の取り組み(親子の信頼関係の再構築)」だと思います。

 

そして、私どもSCSの財産は「親育ち・親子本能療法』であると思いつつ、上述の様な結果を出していらっしゃる親子さん方の歴史だと改めて思いました。

 

学べる方はSCSカウンセリング研究所で取り組んで頂けたらと思います。

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

桝田智彦(ますだ ともひこ)

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