少し前となりますが、10月25〜26日で行ってまいりました『SCSカウンセリング研究所・エンカウンター2019秋』。
今回は開催ご案内チラシを作成・配布はしたものの、それ以外の集客をせずに35名のお父さん・お母さん、青年がご参加下さいました。
私は金曜日スクールカウンセラーをどうしても動かせず、土日の参加となってしまいましたが、到着した土曜日朝の雰囲気の良さで直ぐに『今回も大丈夫だ!』と確信しました。
このブログをお読みの方の中には『ひきこもり回復を目指すのに、なんで“親の方”が2泊3日の合宿(エンカウンター)に参加するのだ?。参加するべきは”ひきこもっている子”のほうじゃないのか??』と思われる方もいらっしゃるでしょう。
そう考えても無理はないかと思いますが、私の近著「親から始まるひきこもり回復」をお読みいただけると少しご理解いただけるかとお思います。
(皆さんのお力で比較的、図書館に置いて頂けてます。”
SCSカウンセリング研究所は21年間(前身団体含めると31年)のノウハウがあるので、エンカウンターも他所様とは違い、かなり濃いものがあるかと思います。
参加されれば必ず『何か、気づき』があります。
この『気づき』の積み重なりが親子の間に横たわる、価値観という巨大な倒木を消し去り、『信頼関係』を再構築してくれるのです。
私はいろんな、ひきこもり・不登校・心の病の回復方法があって良いと思っています。
ただ、私がひきこもりを11年間研究し、医療・学校臨床も経験してきて思うのは、SCSカウンセリング研究所が誇る「親育ち・親子本能療法」が一番確実で、1番土台がしっかりした回復を見せます。
エンカウンター最後の最後のワークで、参加された親子に素敵なやりとりがありました。
様々な問題を抱え、本人も、親も頭を抱えた時期もあった。その時期を過ぎつつある中、その親御さんから子に届けられた言葉は
『生まれてきてくれて、ありがとう』でした。
涙もろい男スタッフ陣は、涙をこらえるのが必死なほどに伝わってきた「親子の絆」。
親子の間にしかない“ かけがえのないモノ ”を感じた瞬間でした。
全くの素人さんですと、『ひきこもり、大変な思いをされ回復まで支えたのは親御さんなのに、なぜ感謝できるのだ? 感謝するのは子の方じゃないのか?」
このような謎が解けた親御さんのお宅から全てのひきこもり回復が始まっております。
たとえ、『ひきこもり・不登校・混乱錯乱・暴言暴力・いろいろ治療して、何度もぶり返しても、例え診断名がついても』です。
次のエンカウンターは来年4月。
SCSカウンセリング研究所会員以外の方でもご参加頂けます。他団体の半額程度で開催しておりますので、ご興味ございます方は是非ご検討下さい。
私見とはなりますが、ひきこもり支援団体ではトップレベルの“心理学に基づいた支援・方針をご提供”させて頂いていると思います。
本日もブログをお読み下さり、ありがとうございました。
桝田智彦(ますだ ともひこ)
⬇️ 講演のお知らせ ⬇️
●2019年11月30日(土)
福井県 反貧困キャラバン福井実行委員会
タイトル『おとなのひきこもりの“今”。~親ができること・社会にできること~』
場所:福井県教育センター4階大ホール(福井駅から徒歩6分)
時間:14:00〜(参加無料・予約不要)
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