今住んでいる家のすぐ近くに図書館がありまして。過去2ヶ月分の主要新聞が網羅されていて非常に便利だと思います。
今回も夏休み:片付けしていたら思い出したシリーズ第2弾。
とにかく凄かった書類の山から出てきたのがコチラ。約10年前のモノです。
「森田療法」の後には左下に目がいくかと…
『勉強やるか、さもなくば…』
すごい事書いてありますが、私が書いたものではありません(笑)。
書いたのは大学で出会った一学年先輩で、年齢は9つ下のニャニャコ(仮名・女性)。とにかく、ぶっ飛び発言が多かったニャニャコ。
帰る方向が同じだったので、たまに一緒に満員電車に揺られて帰りました。その最中、ニャニャコ節が炸裂し、乗り合わせた人の耳がダンボに(笑)。
よくドキッとさせられたものです…しかも、先に降りるし。
話は少し脱線しますが、臨床心理士になる事について何が大変だったかと言うと『大学院試験(修士課程)』勉強です。
私の一回り以上上の方ですと『(大学院は)願書出せば入れる』と思っていらっしゃる方もいるかも知れませんが、とんでもない誤解です(笑)。
臨床心理士になるための第1種指定大学院受験には、臨床心理学、認知心理学、社会心理学、精神医学、統計などを網羅した知識、全専門用語の定義暗記、そして「英語力」が必要で、大学院受験は倍率5倍は下りません。
よって、少なくても院を目指す学生は3年生から勉強を始めます。
現役学生以外は飲み会など“なんらかの形”で知り合い、お互いに励まし、情報提供し合いながら取り組んでまして。ニャニャコともそんな形で仲良くなりました。
図書館でニャニャコを見かける時、いつも目の前に貼ってあったのがこの紙。
試験に向けた勉強って、ハッキリ言って楽しくなく…もっと言うと辛い。
通常授業に加えて『2年間の受験勉強』ですので、無理矢理にでも鉛筆持たないとヤレないわけでして。
「これくらいの気合いでやらないと受からないのか…」と思い、ニャニャコに頼んでコピーさせてもらいました。
そうして、私も図書館の主と化し、2年間目の前に貼って勉強しました(笑)。
ある意味で合格できたのはニャニャコのお陰かも知れません。
そんな片付けをしている夏のど真ん中、ニャニャコから「娘が生まれました〜」と言う嬉しいお葉書が届きました。
それにしても、ニャニャコがお母さんとは…。
そんなニャニャコ。「自分の誕生日を祝う飲み会」を自分自身で主催するなど本当にパワフルでして。彼女が親になるとは感慨深い。
今、この記事を書いていて思い出したのですが、妻と出逢ったのも、ニャニャコ主催によるニャニャコ誕生祭でした(笑)。
よく、「大人になると友達は出来ない」といいますが私は三十路超えてから出来た友達の方が今も仲良くさせてもらっております。
あと、伝えたいことが1つ。
三十路超えて死ぬ気で勉強してみて思ったことは、『学び・知識はけして自分を裏切らない』と言うことです。
勉強って、やればやるだけ結果が出るし、多くの人と話が出来るようになる。賢くもなりますし、資格も取れる、世界が広がる。
私は大学、大学院で勉強させて頂いて本当に良かったと思います。おそばせながらでも、コレと思うものを学んで本当に良かった。
大学院受験も臨床心理士試験も本当に大変だったけれど、今、血となり肉となっていると思います。
今も図書館へ行くと、『勉強やるか、さもなくば…』を思い出しますけども(笑)。
全ての出逢いと学びに感謝致します。
歳をとってから勉強すると目・肩・腰に来ますが(笑)、いいものですよ。
本日もお読み下さり、ありがとうございました。
桝田智彦(ますだともひこ)
⬇️ 講演のお知らせ ⬇️
●2019年9月28日(土)
福井県越前市社会福祉協議会
タイトル:「親から始まるひきこもり回復]
場所:福井県越前市文化センター
時間:13:30~
●2019年11月30日(土)
福井県 反貧困キャラバン福井実行委員会
タイトル『おとなのひきこもりの“今”。~親ができること・社会にできること~』
場所:福井県教育センター4階大ホール
時間:14:00〜
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